いすたんかは北海道のしえん計画様が開発、生産しているご高齢の方・障がいのある方・傷病者など自力での歩行が難しい方（＝災害時要援護者）に安全かつスムーズに避難してもらうための担架です。

防災用品、介護用品、階段用担架としてご活用ください。

 

 

●こんな時に

　・災害時の避難に・救急時の搬送に

　・階下への避難、階上への避難時に

　・階段を使った避難時に（１台で上り下り両方に対応）

　・デイサービスご利用者様の階段を利用した階下、階上への移動時に

　・日常の介護に

 

●こんな場所で

　・マンション、団地、ビル、オフィス、学校、病院、高齢者住宅、介護施設等で

　・津波避難ビル、津波避難タワーで

　・狭い室内で

　・狭い階段・曲がりのある階段で

　・エレベーターで

　・雪道など不整地で

 

●こんな場所にいすたんかを置いておくと便利です。

　・津波避難ビル、津波避難タワーに

　・車椅子をご利用の方や、足の不自由な方を雇用されている企業様の各拠点に

　・在宅介護サービスを提供されている企業、事業所様の訪問用の車の中に

　・ビル、マンション、施設、学校、オフィス、病院等の管理室や各階の防災用品置き場に

　・各自治体に

 

 

車イス・平担架・ストレッチャーの使用ができない場面での避難・搬送に備えて、一般のご家庭・各種施設・マンション・事業所・学校・病院、オフィスビルなどでご配備ください。また、日常の介護の場面でもご活用ください。いすたんか１台で階段の上り下り両方に対応できますので、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。特に階上へ避難する際には、動力に制限のある場合が多く、車いす用スロープのない環境では人の力で災害時要援護者の方を階段を使って階上に運ぶ必要があります。そのような場合にいすたんかをご活用いただけます。

 

≪活用例≫

マンションや団地等において発災時電気が止まりエレベーターが使用できない状況が長く続いた場合に、いすたんかはご高齢の方・障がいのある方・傷病者など自力での歩行が難しい方（＝災害時要援護者）に階段を使って移動していただく場合の移動補助具としてご活用いただけます。

 

高層マンションの場合、いすたんかでは数十階を降りるのは体力的に非常に難しく、かなりの時間を要します。

階下への移動のみを考慮する場合、高層階の場合には階段避難車での移動が有効ですが、階上への移動は階段避難車ではできませんので、階上への移動も考慮する必要がある場合には、いすたんか等階段避難車以外のツールでの対応が必要です。

また、災害時要援護者の方の人数によっては、複数台の階段避難車や担架が必要になる場合があり、導入/維持コスト、避難時に確保できる担架を運ぶ方の人数等も考慮し、最適なツールの導入をすることが重要です。

 

例えば、同じ棟内においても、高層階の階下への移動では『階段避難車』、中低層階では『いすたんか』、階上への移動では『いすたんか』といった使い分けをすることが最適であると考えます。

 

 

 

【使用上の注意事項】

 

• いすたんかは健康状態が重篤な方への使用を前提としておりません。使用が可能かどうかは医療機関にご相談ください。特に、頸椎に損傷のある方、意識が無い方には用いないでください。

 

• 建造物の構造や、乗る方の体格ならびに運ぶ方の体力によっては、必ずしも使用が適さない場合もあります。安全性、所要時間等を考慮し、状況に最適な避難方法、器具による避難を行ってください。

 

• 構造が単純なため、初めて持つ人にも直感的にご使用いただけますが、特に防災用に使用される場合には、事前に十分に訓練を行ってください。普段力仕事をされない方にとっては、人を担いて運ぶというのはかなり力のいる作業です。いすたんかは人力で人を運びますので、運ばれる方の体重は軽くなりません。２～４人で運んでも、相当の重量を感じます。

 

• 持つ人は最低２人必要です。正しい使用方法でお使いください。2人での使用が難しい場合には、必要に応じて人数を増やしてください。（最大６人まで）。弊社では安全バンド４本セットタイプのご使用をお勧めしております。

 

• 寝台式担架同様、比較的短時間・短距離の移動を想定しています。座る人の体重や、持つ人の体力によって使用が難しい場合があります。”慣れ”にも左右されますが、安全のため、体力のある方が搬送してください。